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    メンバー獲得と維持

    サイクルスタジオをいっぱいにする方法

    医師からの処方箋は、指示が明確で、それに沿って人は薬を服用します。フィットネスにおいても「処方箋」のようなものを活用できれば、サイクルスタジオを成功に導くことができるでしょう。

    レズミルズ

    サイクルクラスの成功は、お客様との会話の中の「処方箋」にかかっています。新規会員にサイクルを効果的に勧めることで、参加率は急激に伸びるでしょう。

    そのためには、明確なプログラムの定義と明確なガイドラインの2点についてスタッフに教育する必要があります。

    明確なプログラム定義

    新規会員に重要な情報を全て伝えるために、スタッフはプログラム内容について、明確かつ簡潔に説明できる必要があります。

    例として、LES MILLS RPMLES MILLS SPRINT について説明するとしましょう。

    LES MILLS RPMはインドアサイクリングクラスです。インストラクターと音楽が、一人で行うよりも効果的で達成感があります。負荷とペースを調整しながら、上りや下りを織り交ぜ、しっかりとした有酸素運動と脚の強化が可能です。」

    「LES MILLS SPRINTは30分間の高強度インターバルトレーニング(HIIT)ワークアウトです。最大の結果が得られるようデザインされており、通常のプログラムを1時間やる代わりに30分のHIITクラスを2回実施するで、より早くシェイプアップできると調査で証明されました。」
    また、クラブでLES MILLS VIRTUALを提供している場合には、以下のような説明もできます。

    「ライブクラスを実施していない時にバーチャルクラスも実施しています。多くの新規会員の方は、バーチャルで体験してみてからライブクラスに参加されています。」

    明確なガイドライン

    いつ、そしてどのようにサイクルプログラムを勧めるのがベストか理解している必要があります。最も良い方法としては、新規会員のニーズを聞き、そのヒアリングした内容に沿って「処方箋」を出すことです。簡単な流れの例をご紹介しましょう。

    1.効果的なエクササイズの取り入れ方について説明する

    「週3~5回、最低でも30分間の中〜高強度のエクササイズをすることが理想的です。カーディオ、ストレングストレーニング、そして柔軟性を高める3種類のトレーニングを織り交ぜるといいでしょう。初めての方にはサイクリングをお勧めしています。関節への負担は軽く、コーディネーション能力(バランス能力など)が問われないカーディオトレーニングで脚力アップにも効果的です。」

    2.会員のニーズ分析に合わせて、具体的なメニューを提案する

    「当クラブでは様々なクラスを実施しています。お客様の目標やお越しいただける時間を考慮すると、毎週月曜日12:15の45分間のLES MILLS RPM、そして、毎週水曜日12:15のLES MILLS BODYPUMP、そして毎週金曜日の16:30にまたLES MILLS RPMを入れて、そのあとフロアで15分間柔軟体操を行うことをお勧めします。」

    3.新会員にエクササイズの導入方法を周知すること

    新規会員は、最初の6週間かけてエクササイズの頻度、時間、強度を徐々に上げていき、提案のメニューができるまで調整が必要なので、きちんと指導とアドバイスをしてあげましょう。初めが肝心で、それこそが継続につながります。いつ、どのクラスに参加するのかがわかるスケジュール提案をしてあげましょう。

    4.次のステップ:高強度インターバルトレーニング(HIIT)の紹介

    「クラスに慣れてきたら、クラスを追加するのではなく、強度を高めてみましょう。金曜日のLES MILLS RPMを30分のLES MILLS SPRINTに変えてみましょう。難易度は上がりますが、その分効果が期待できます。」

    サイクルスタジオから得られる結果

    Aqua Loft Fitness Club FranceのMichael Blickは、サイクルにフォーカスしたことで、わずか数年で、バイクを10台から40台にまで増やす結果になったと言います。
    「この成長は専用ルームの設置、より質の高いサウンドシステム、照明、スタジオデザインへの投資、コーチ陣のトレーニングなど、サイクリングに重点を置いた結果でもあります。しかし、私たちの本当の強みは、新規・既存メンバーに対する体系的な指導法によるものだと心から信じています。」
    「私たちのコーチは、新しいメンバーが適切なサポートを受け、彼らの必要に応じてワークアウトの強度を管理できるように徹底しています。」