新曲をより早く学ぶための5つの方法

新しいコリオを効率よく覚えるために工夫していることについてインストラクターに聞きました。

私たちの元にやってくる、3ヶ月に1回のニューリリース!新しいコリオグラフィーやヒットチャートの最新音楽、インスピレーション溢れるコーチングなど、私たちのクラスを常に新鮮で魅力的なものにしてくれるエキサイティングな時期です。

インストラクター達の間では、「新曲を早く習得できない」という苦労をよく耳にします。もしあなたも不安に感じているのなら、安心してください。きっと役に立つヒントがここにあるはずです。

1. 飽きるまで音楽を聞く

「私はいつも音楽を聞くことから始めます」と、Les Mills Chinaトレーニングマネージャーのマット・スラクストンは言います。「出来る限り頻繁に音楽を聞くようにします。シャワーを浴びているとき、運転中、電車での移動中、運動中、食事中、洗濯をしているときなど常にね。そうすると特定の歌詞、リズム、パターン、楽器や曲調などが印象に残るようになります。音楽をよく知れば知るほど、教えるときに自然でリラックスした気持ちで臨めると思います。私は普段、そのワークアウトの流れを感じるためにまずリリースを順番に数回聴き、その後プレイリストをシャッフルして個々のトラックの理解度のテストをします。」

2. コリオグラフィーを扱いやすい大きさに分解する

「私は視覚で学ぶタイプなので、新しいリリースを手に入れたらまずコリオノートを印刷して、似ているブロックにハイライトを入れます」と米国在住のナディア・ハサンは言います。「BODYCOMBAT™ではABCBODYPUMP™では123と似ているブロックに同じ色でハイライトを入れます。こうすることで、教える時に視覚的に色を確認することができます。例えばバックトラックでは、青2セットの前に緑2セットがあるということをイメージすることが出来るようになります。」

「私はコリオノートを印刷し、蛍光ペンでブロックやパターンを色分けしています」とスラクストン氏は付け加えます。「それは、コリオグラフィーをより早く、簡単に、そして完璧に習得することを可能にするので、クラスの時間には自然と力を発揮できるようになります。また、音楽の特徴やトリッキーなトランジション、コーチングポイント、タイムコードなど、このリリースのユニークなポイントを強調できるようなヒントやメモをページにたくさん書き込みます。この練習は、この先にまたこれらのトラックを教えるときのための素晴らしい復習資料にもなります。」

3. マスタークラス映像で「プレゼンターボイスオフ」ツールを駆使する

「私は自宅でプレッシャー練習ということをしています」と、イギリスでトレーナーとして活動するジャスティン・ライリーは言います。「プレゼンターの声を消し、マスタークラス映像を再生しながら自分がメンバーにクラスを教えているふりをします。音楽に合わせて動き、大きな声で指導しながら、集中力の妨げになる外的要因(犬やテレビの音、あるいは家で誰かに話しかけられたり)に対処します。そうすることで、自分がその曲をどれだけ理解しているかを判断することができます。このようなことをしながらもトラックを最後まで教えきることができれば、完璧に覚えたと言えるでしょう!」

「ライブクラスでは、様々なことに気が散ってしまい、純粋にコリオグラフィーを教えることが出来ないこともあります」とジャスティンは続けます。「もし途中でトラックが抜けてしまったら、マスタークラス映像をチェックして、軌道修正します。そして、その曲をもう一度練習し、躓いたところを修正します。これは、自宅での練習によりリアルな緊迫感を持たせるためです。勘違いを生みやすくなるので、このような”プレッシャー練習”はとても有効です。」

4. コリオグラフィーを書き出す

「何年もの間、私はリリースを学ぶためにマスタークラス映像だけを見ていました」と米国在住のサラ・シャーメリーは言います。「でもウェアやステージ照明、プレゼンターのキューに気を取られてしまい、リリースを覚えるのに何週間もかかっていました。ある日、いつもと違う方法を試してみたところ、時間の節約に繋がりました!まず掃除や運転、ウェイトリフティングをしながらなど、できる限り音楽を聴き、次にマスタークラス映像を見ながら、コリオグラフィーを書き留めます。コリオグラフィーを書き留めるという単純な行為が、私の脳にそれを定着させるのです。普段から事前にリリースの音楽を聴き、音楽のハイとローを理解している分、簡単に大枠を掴むことができます。今では、BODYPUMP™23時間、LES MILLS SPRINT™は30分、BODYSTEP™46時間くらいで覚えられます。」

5. 実際に動いて練習をする

Les Mills Nordicのマチルダ・ビョークは、こう説明します。「私はいつも最初にマスタークラス映像を見て、そのリリースを感じ、ムーブを観察し、コーチングを聞きます。その後に音楽を聴きながら実際に動きを練習し体に染み込ませます。トラックフォーカスを読んで楽曲を理解し、コリオノートを参考に練習しています。このルーティンがあれば、コーチングが自然に身につき、準備がとても楽になります。」

「鏡の前で練習してみましょう」と中国在住のペドロ・ザイは提案します。「ムーブを筋肉に記憶させ、クラスで正しいテクニックを披露することが自然にできるようにすればメンバーのお手本になることができます。」