BLACK LIVES MATTER運動を受けて:LES MILLSが約束する7つのアクション

今年5月、アメリカ・ミネソタ州で、黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人警官に首を押さえつけられて亡くなる事件がありました。この事件をきっかけに人種差別に反対する抗議デモ「BLACK LIVES MATTER」が全米そして世界各国で起こり、その中で制度的・構造的人種差別(Systematic Racism)が強く問題提起されました。 この運動を受け、レズミルズとして改めて内省し、周囲の声に耳を傾けた結果、私たちは会社全体で変化のために取り組むべき必要があることを認識しました。ただ現状への理解を示し、差別に反対するという姿勢だけでは十分ではありません。考え、議論し、理解を深め、そして何より行動することが重要です。ここに、私たちの第一歩として、7つのアクションを約束します。

1. 教育

差別の現状やその背景、社会構造との関わり、解決方法など、学ぶべきことはたくさんあります。

私たちがいま理解しているのは、現状の課題に対して、私たちはすべての答えを持っていないということです。私たちは、多様なバックグラウンドを持つチームメイトとの対話や研究、資料を通し、学び続けます。

学びの過程では、間違うこともあるかもしれません。ですが、私たちは目を逸らさず、正しい方向に軌道修正しながら進んでいきます

2. 採用

まずはチームの多様性を高めることに取り組みます。

本社役員およびシニアマネジメントチームにおいて、50%以上が非白人と女性によって構成されるようにします。

また、クリエイティブチーム、TAPチーム、グローバルインストラクターチームにおいても、多様性を高めます。

3. マスタークラスのフィルミング

舞台における象徴は重要です。

今後すべてのマスタークラス(リリース動画)のフィルミングにおいては、50%以上のプレゼンターが非白人によって構成されるようにします。多様性に光を当てることで、すべての人がこのフィットネス業界での活躍を思い描ける未来をつくります。

4. マーケティング

今後のマーケティング素材においても、被写体の多様性を高めます。

5. 行動規範

社員全員が、自己の発言と行動に責任を持ちます。

今後30日の間に行動規範を定め、差別的な発言や行動を行ったすべての社員が説明責任を負うこととします。

6. マオリ文化

ニュージーランドに本社を持つレズミルズは、ビジネスにおいてマオリ文化を参照することがあります。今後はマオリ文化に対してより理解と尊重を深め、マオリ文化を参照する際は適正性の検討を行います。

7. バリューの見直し

レズミルズのコア・バリューは「One Tribe, Be Brave, Change the World」です。このバリューについて、早急に見直しを行います。特に、「仲間」という意味で使用していた「Tribe」は「部族的」という意味合いが強いため、より適切な代替案に変更することを検討します。

私たちは、会社としてアクションを起こし、変化の担い手となるべきだと考えています。これら7つのアクションは、まだその変化を生むための第一歩でしかありません。今後も多様なバックグラウンドを持つチームメンバーや、この領域の専門家たちから学び続け、より意味のある、持続可能な変化を起こすことに取り組んでいきます。私たちのアクションについて、皆さんからのご意見も歓迎します。ご意見やご提案などがありましたら、ぜひinfo@lesmills.comまでご連絡ください。