2人のレズミルズインストラクターがコロナ禍で自分のビジネスを立ち上げるまで

新型コロナウイルスの影響で、クラスを教えることができなくなった2人のBODYCOMBAT™インストラクターが力を合わせ、たった数週間で現地の施設内に独自の「クラブ」を立ち上げました。彼らがどのようにビジネスを成功させたか見ていきましょう。

コロナの影響を受け、レッスンを担当しているクラブがBODYCOMBATのライセンスを解約することを知ったジョー・アーチャーとニッキー・スパルディングは、落胆しました。しかし、「レズミルズパートナーシップ契約」(イギリスにて導入しているシステムで、ライセンス契約しているクラブが1施設または1プログラム追加で実施、または新しい施設にて1プログラムを6ヶ月間無料で実施できる)を知った二人はすぐそのチャンスに飛びつき、ものの数週間で、週平均90名が通う「クラブ」の立ち上げに成功しました。彼らは一体どのようにこれを成し遂げたのでしょう?

チームワーク

イギリスのヨーク州を拠点とするジョーとニッキーは、共にレズミルズUKの「パートナーシップ契約」に興味があると知った共通の友人の紹介で知り合いました。「お互いに地元の同じコミュニティセンターを使うことを考えていたので完璧でした」とニッキーは言います。

2人が協力することでそれぞれの個性がさらに輝きました。「ジョーは対人スキルに長けているので、インストラクターの管理とタイムテーブルを担当し、私は予約システムやSNSなどの運営を担当しています。2人が全く異なるスキルをもっていたことは幸運でした。」とニッキーは言います。

都度払いの料金システムを起用した2人にとって、オンラインの予約管理システムへの投資はとても有益でした。「システムはLMUKTAPメンバーのリンゼー・モリソンに紹介いただいたもので、おかげで管理がとても楽になりました。毎クラス6ポンド支払う仕組みで、希望者には10回分の回数券も販売しています。」とジョーは説明します。

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ジョーとニッキーは自らを「コンバット・ウォリアーズ」と名乗り、FacebookInstagramアカウントを開設しました。以前所属していたクラブでBODYCOMBATが人気プログラムであったことから、必ずいい反応がある事を確信していましたが、さらに深く測定するためにメーリングリストも作成しました。「年代などのフィットネス市場の情報をより詳細に理解することができ、実際のプログラム開始前にどのような需要があるのかあらかじめ想定することができました。およそ140名もの人が興味を持ってくれていることを事前に知ることができたのです。」とジョーは言います。

クラブは、周辺のBODYCOMBATクラスに通う常連や、プログラムを始めて知ったという人をも惹きつけました。「スポーツクラブの会員になる余裕のない方にとって都度利用の料金体系は受け入れられ、何年も前にプログラムを受けていた人もリピーターとして帰ってきています」とニッキーは言います。

コロナ対策に対する人々の不安を払拭するため、マスク着用、ソーシャルディスタンス、そして清潔な施設環境を徹底し、明確なコミュニケーションを図りました。「私達は過剰だと思われるくらいコミュニケーションをしなければならないと考えました。人々が不安を感じていることはわかっていたので、透明性のある定期的なコミュニケーションを最優先事項にしました」とジョーは言います。

インストラクターサポートチーム

ジョーとニッキーは、以前地域のスポーツクラブで活動していたインストラクターをあらたに5名採用しました。そして現在は、週4回のBODYCOMBATクラスを実施しています。

ニッキーは言います、「インストラクターにとって、この1年は非常に厳しい1年でした。だから、インストラクターにとってクラスを教える場所があるということはとってもありがたいことなのです。また、ジョーはグループフィットネスマネージャーでもあることから、インストラクターのことを常に気にかけ、面倒を見てくれます。外的要因や社内政治に囚われることがなく、ビジネスにとって大事な一員であることをチーム全員が実感できていると思います。そのようなチーム感が参加者にも感じられるのはとてもうれしく思います。」

強いコミュニティ意識

「参加者の反応は素晴らしいものばかりでした。所属クラブでプログラムが終了したときは寂しい気持ちでいっぱいの参加者。以前、土曜日の朝のクラスが30秒ですぐ予約が埋まってしまっていた程の人気だったので、BODYCOMBATがタイムテーブルから外されたときには、多くの失望の声がありました。」とジョーは振り返ります。

「私達の提供する「パーソナルな」要素が好評いただいています。参加者の名前を覚え、プライベートなお話をさせてもらったりもしているので、ある意味フィットネスの枠を超えた関係構築ができています。最近、参加者の方に『情熱を持ってお仕事をされているんですね』とお褒めの言葉をいただきました。その人の言う通り、熱い気持ちがなければこの仕事はできていないと思います。私達の気持ちが表れるからこそ、参加者も情熱を持ってクラスに取り組んでいただけていると思います。」

クラブがあるコミュニティセンターの雰囲気は高級感はありませんが、「コンバート・ウォーリアーズ」の会員の多くは早く規制が緩和し、またスタジオでクラスに参加することを楽しみにしています。

「プール、スパ、サウナ、カフェのあるクラブから、今は、スタジオのように衝撃吸収しない床と隣の食堂からおいしそうな匂いが漂うコミュニティセンターに舞台を移しました。でもそれは参加者には関係のないことです。音楽さえあれば十分。謙虚さを学びましたね。参加者に変化がなくても、いつものスタジオと雰囲気は大きく異なります。でも、みなさんとても忠誠心を持ってくれて、まさに私達の小さなコミュニティを作りあげることができたと感じます。」

将来像

どちらもインストラクター以外の本業がありますが、6ヶ月の期間を過ぎても継続していきたいと語ります。「世界的なパンデミックの中で、非常に力強くスタートを切ることができました。今後も他のプログラムを追加しながら継続したいと考えています。」とニッキーは希望を持ちます。「このコミュニティ内でレズミルズクラスを成長させ続けたいと思っています。もし、仮に6ヶ月の期間終了後に継続できなくても、十分な価値があったと思います。最高の経験でした。」

ジョー・アーチャーはグループ・フィットネス・マネージャー、スイミングコーチ、そしてBODYCOMBATとBODYBALANCE™/BODYFLOW®のインストラクターでもあります。彼女は10年間BODYCOMBATを教えています。

ニッキー・スパルディングは、EdTech業界の製品開発マネージャーです。彼女は2019年末にBODYCOMBATのインストラクターの資格を取得し、現在は障害者向けフィットネストレーナーになるための勉強をしています。