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調査/研究

血糖値モニタリングの活用法

血糖値の安定は、アルツハイマー病や心血管疾患、高血圧のリスクを軽減すると言われています。それ故に、血糖値をモニタリングするウェアラブルデバイスの人気も納得できます。今回は、血糖値の安定に効果的な有酸素運動について深掘りしていきます。

ジョー・ブライス

健康と運動能力の相互関係に注目が集まる中、トレーニングに対するニーズに加え、クラブは会員の医療的ニーズも満たす空間へと進化しています。すでに一部クラブはこの流れに乗り、医師と連携した運動紹介制度を導入し、認定医療運動プログラムや様々なウェルネスサービスを提供しています。

血糖値をはじめとした数値のトラッキングは、人々に有益な情報をもたらす可能性があります。一方で、データを完全に理解し、実際に健康の改善に役立てるためにはリサーチが不可欠なのも事実です。では、会員が血糖値を安定させるために、クラブはどのような運動や科学的見地を提供すべきなのでしょうか? この度、Les Millsの新たな研究によって「成功の法則」が導き出されました。この法則に乗っ取り、適したワークアウトのサポートができれば、新たな層の獲得は思っているよりも簡単かもしれません。

この研究では健康な成人35名を対象に、持続血糖モニターを装着した状態で2週間の日常生活を送ってもらいました。研究の一環として運動を行う際、対象者には心拍数モニターの装着を義務付けました。また、トレーニングセッション(運動した時間、心拍数ゾーン、自覚的運動強度)に加え、日々の食事(時間帯、マクロ栄養素の量)や睡眠(時間、主観的な質)、感情(ストレス、モチベーション、疲労)などを記録し、様々な側面から対象者を観察しました。

結果として、短時間の有酸素運動が血糖値の安定に役立つことが明らかになりました。より具体的には、以下のワークアウトが効果的でした:

・週2回の高強度運動(それぞれ最大心拍数の80%以上またはゾーン4での20分間を含む)
・週2回の中強度有酸素運動(それぞれ最大心拍数の60〜70%またはゾーン2で最低60分間)
・(可能な範囲で)4〜6時間間隔で行う1日2回の有酸素運動(それぞれ最大心拍数の60%以上で最低20分間)



食事、睡眠、感情

血糖値の安定をサポートする食事は長寿を促進し、エネルギー、集中力、気分に影響を与える血糖変動や機能性低血糖症を予防します。研究によると、以下のような食事が理想的とされています:

・理想的な食事のマクロ栄養素の割合は、炭水化物50%、タンパク質35%、脂質15%
・タンパク質が豊富な朝食は血糖値の安定に効果的で、最低でも20g以上の摂取が理想

質の高い睡眠は、血糖値の変動を抑えるのに役立ちます。研究によると、血糖値の変動を抑えるためには最低でも1日7時間の睡眠が必要とされており、8〜9時間が理想的だとされています。

Les Millsの研究部門で最高責任者を務めるブライス・ヘイスティングスは、次のように述べています。「グルコース(ブドウ糖)は血液中に含まれる主要な糖で、身体のエネルギー源としての働きをしています。運動はグルコースを調節し、代謝機能を向上させるため、血糖値を健康に保つ役割を果たします。今回の研究結果は、血糖値の変動を抑えるために必要な運動や生活習慣を教えてくれました」。

主任研究者のジンジャー・ゴットシャル博士は次のように付け加えています。「糖尿病以外でも、健康上の理由から血糖値への関心が高まっています。多くの人は、健康的な血糖値の変動がどういったものかを知りません。しかし、その原因となる生活習慣や身体に与える影響については知っておくべきです」。

「この研究から得られる最大の恩恵は、血糖値の変動を抑えるために無理なく実践できる具体的な方法が分かったことです。モニタリングするデバイスを持っているかどうかに関わらず、誰でも日々の生活に取り入れることができる方法です。データの記録は時に大きな負担になります。だからこそ私たちは、こまめな有酸素運動やタンパク質の摂取といった小さな工夫が生み出す大きな違いを伝えたいのです」。