読み込み中...

0 ヵ所 あなたの近くで見つかりました

    クラスを検索する

    クラス一覧
    地図に戻る

    該当する結果がありません

    該当する結果がありません。ヒント:一番近い都市名で検索してください。

    調査/研究

    クラブ vs 自宅トレーニング:より効果的なのは?

    Les Millsリサーチ・ラボの新しい研究では、スタジオでのライブクラスと2種類のデジタルフォーマット(ライブ配信とビデオオンデマンド)で同じワークアウトを行った場合の運動量と楽しさを比較。それにより「ライブかデジタルか」という熱い論争に対し、確固たる事実が明示されました。

    ジャック・フィリップス

    クラブで行うライブクラスは、他の場所で行うデジタルワークアウトよりも何が優れているのでしょうか。鼓舞してくれるインストラクターの存在、コミュニティーの感覚、心地よい音楽、または音響でしょうか?

    ほとんどのクラブマネージャーは、これらすべての要素を兼ね備えているからこそ、ライブクラスは最高のワークアウト体験なのだと言うでしょう。そして、それが確かであるという私たちの確信は、パンデミックにおけるデジタルフィットネスのブームによって、スポーツクラブが消滅するのではないかとメディアで騒がれたときでも、揺らぐことはありませんでした。

    数年が経ち、「ライブの復活」でクラブが力強く再起したことでデジタルの需要は当時に比べ減少しましたが、「クラブ対デジタル」の長い論争に終止符を打ちたいと思いませんか?

    2022年6月に開催された米国スポーツ医学会(ACSM)で発表された研究によると、クラブでライブレッスンを受けるのと、同じワークアウトを自宅にてオンラインで行うのでは、前者の方がより良い結果が得られ、より楽しむことができるそうです。

    Les Millsリサーチ・ラボにおいて、恐らくこの類の研究で初めての試みが行われました。BODYCOMBAT™プログラムをクラブでのライブクラスで行った場合と、自宅でのライブ配信やビデオオンデマンド(VOD)セッションで行った場合を比較しました。全く同じクラス形式とリリースであるにもかかわらず、ライブクラスにおける参加者の平均心拍数は、ライブ配信やVODセッションと比較して、14%も高くなりました。

    さらにクラブでのワークアウトは、参加者のモチベーションを高めるだけでなく、これらふたつのデジタルワークアウトより、「楽しさ」において13%、「満足度」では14%高い結果が出ました。

    グループネスとは

    研究者は、クラブでのワークアウトの強度が高く、よりポジティブな印象を与えるのは、「グループネス」と呼ばれるものに起因すると考えています。この言葉は、ペンシルベニア州立大学の先行研究から生まれた造語で、ライブのグループエクササイズクラスに参加する人たちがスタジオで一緒に運動することで、特に動きがシンクロした際に個人の運動量、楽しさ、満足度が高まることが分かったことから作られたものです。

    コロラド大学非常勤准教授で本研究の主任研究員であるジンジャー・ゴットシャル博士は、次のように述べています。 「これまでの研究も併せて、私たちは社交的な環境とワークアウトの関連を発見し、仲間と一緒にいることがその人のベストな効果を引き出すことができることがわかりました。ライブスタジオでインストラクターが指導するグループでのエクササイズは、ライブ配信やVODを通じて自宅で同じクラスを行うことに比べて、よりインパクトがあり、没入感のあるワークアウトになります。また、より楽しみ、つながりを感じることで、継続的に運動習慣を維持できる可能性も高まります。」

    実行可能な選択肢

    クラブでのワークアウトはより良い結果と楽しさをもたらすという結果が出た一方で、デジタルソリューションはクラブ市場の成長と新しいオーディエンスの獲得に貢献する役割を担っていることもこの調査によって明らかになりました。

    「ライブクラスは、生理的な強度と心理学的な知覚の両方を最大化するために最適ですが、我々の調査では、ライブ配信とVODクラスのフォーマットは、定期的な身体活動ルーティンを維持するための実行可能な選択肢であることを示しています」と、Les Millsリサーチ責任者でこの研究の共著者であるブライス・ヘイスティングスは付け加えます。

    「また、VODを利用したワークアウトでは、自分のパフォーマンスに対する自意識や不安が軽減されたと報告されており、クラブでのライブレッスンに参加する自信がない初心者にとって、定期的な運動への入り口となる可能性があることが明らかになりました。」

    「クラブでのライブレッスンが最高の体験であることに変わりはありませんが、デジタルフィットネスと柔軟性のあるワークスタイルの台頭は、ハイブリッドなフィットネス習慣が標準になるという考えをより強固なものにしています。2021年のグローバルフィットネスレポートでは、大多数の運動者がジムと自宅でのワークアウトを6対4の割合で行うことを好んでいることがわかりました。『Withコロナ』でフィットネス習慣が世界的にどのように変化するか興味深いところです。」

    フィットネスの新たな時代

    消費者は、より多くのワークアウトの方法と柔軟性を手に入れ、運動習慣を継続しやすくなりました。クラブにとって重要な課題は、こうしたデジタルツールを活用し、クラブでの体験を補完する形で、会員のモチベーションとエンゲージメントを維持することでしょう。

    優れた実行力があれば、このような会員維持の効果は倍になります。デジタルツールを活用することで、会員がクラブに来るまでの間にモチベーションを高めて運動習慣を維持することができるようになり、また、オンラインや他の場所で提供されている競合に目を奪われるリスクも軽減されます。

    この機会を最大限に生かすには、カスタマージャーニーとエンゲージメントの測定方法を全面的に見直すことが重要となります。単にクラブへの出席率を把握するのではなく、会員が施設と接するすべてのタッチポイントを総合的に判断する必要があります。そのためには、クラブのデジタルサービスを利用した自宅でのトレーニングや、クラブアプリの利用も含まれ、会員のエンゲージメントを正確に評価し、これを強化するためのアクションを取りましょう。顧客を中心に、自宅とスタジオをシームレスに繋ぐことは、このフィットネスの新時代を勝ち抜くための鍵となるでしょう。

    「ヘルス、フィットネス、そしてウェルネスクラブが採用すべき最も重要な戦略のひとつは、従来の実店舗の枠を超え、会員にトータルウェルネスソリューションを提供することです。」と、ニュージャージー州(アメリカ)のThe Atlantic ClubのCOOのケビン・マクヒュー氏は言います。「将来の主要なヘルス&フィットネスクラブは、会員に完全なオムニフィットネス・ソリューションを提供することになるでしょう。」