CXWORXからLES MILLS COREへ

谷顕真トレーナーインタビュー

いよいよ3月配信リリースより、CXWORXLES MILLS COREへと生まれ変わります。現CXWORXインストラクターの皆さんは、2021Q1リリース配信時にLES MILLS COREと名称が変更になる瞬間にきっと興奮されることでしょう。

今回は、LES MILLS CORELES MILLS JAPANプログラムコーチである谷顕真トレーナーにLES MILLS COREの魅力、谷トレーナー自身の想いについてインタビューしました。

インタビューのビデオも収録しましたので、皆さんのお好みの方法で記事をお楽しみください。

東井 ゆかり(ヘッドトレーナー):

CXWORXからLES MILLS COREへ。この名称変更は谷トレーナーにとってどんな印象、感想を持ってますか?

谷 顕真トレーナー:

CXWORXが日本に導入された時から携わっているので、名前に対する愛着はあったのですが、今までCXWORXがどんなプログラムなのかが名前からは連想されにくいことが多くて。CXの「C」はCOREの「C」で、「X」はX(クロス)トレーニングの「X」なんですけど、そういうのも説明しないとわからなかったので、COREという名前に変わることで全ての方に理解してもらいやすい、タイムスケジュールに載っていても「コアのトレーニングなんだな」ってすぐにわかるのは重要ですね。この変更はすごくポジティブに受け止めています。選んでもらいやすいのは強みだし、シンプルはいいことだと思います。

東井:あたらめて、LES MILLS COREはどのようなプログラムか教えてもらえますか?

谷:名前の通りコアトレーニングプログラムです。お腹を中心に360度の体幹、プラス首から下の胴体全ての筋肉を使えるように設計されたプログラムです。

東井:どんな方へおすすめしますか?

谷:まず、なによりも、本当にフィットネスをしていく上での基礎となるプログラムなので、どんな方にでも受けていただきたいです。その中でも特におすすめしたい方がいます。1つは、身体のラインを美しくしたいなどの見た目を気にされている方。短時間で1人でやるよりも明らかに効率的にトレーニングできます。もう1つは、デスクワークなどで不良姿勢になりやすい方です。そういう方が崩れやすい筋肉に対するアプローチをかけることで、より動きやすい状態や、安全にフィットネスをしていただくための下地を作ることに役立つので、そういう方にもオススメです。

そうはいっても、誰にでも受けて頂きたいです!

東井:谷トレーナーにとってLES MILLS COREの好きなところ、魅力はどんなところですか?

谷:フィットネスのトレンドや科学の進化などを物凄く早く反映していて、動きの内容が「よく考えてるなー」と思うようなものがどんどん入ってきて、動作の中に「なぜ」という理論がしっかり含まれていることで、毎リリース感心させられる、学びになる。なので、3カ月ごとの自分の成長につながるのが本当にお気に入りの部分です。

東井:LES MILLS COREに出会って変化したこと(身体的、精神的)があれば教えてください。

谷:僕がLES MILLS COREをやりたかったきっかけは、自分のトレーニングでコアトレーニングをするのが嫌いだったことなんです。コアトレーニングのキツさもあまり好きではなくて、若かったので、そこに割く時間を大きい筋肉を使って身体を大きくすることに使いたかったんです。そんな時に30分あれば凄く体幹が強くなれるというこのプログラムに出会って、その手っ取り早さに惹かれてスタートしました。

入口はそうだったんですけど、それ以上に得られたのが、ファンクショナルトレーニングという考え方、コンディショニングというところの、フィットネスの本質・一番重要な部分の考え方を教わったということです。それによってフィットネスのもっと奥の部分を見たくなりました。

東井:LES MILLS COREのクラスではどのようなことを意識してコーチングしていますか?

谷:一番意識をしていることは、常に「発見」「学び」をクラスの中に1つでもいいから作ることですね。

東井:それはメンバーに対してですか?

谷:そうですね。それがお客様にとっての学び、「そうなんだ」と思ってもらえるようにコーチングを1個でも盛り込めるようにテーマやポイントを伝えるように心がけています。また、自分でも使ったことがないコーチングなども1個でもいいので盛り込めるように心がけています。そうすることで、双方に「へー」じゃないですけど、新しい学びをたった30分の中で作れるような準備をするようにしています。


東井:寝転がる動作が多いプログラムとして、他のプログラムとコーチングスタイルをどのように変えていますか?

谷:レズミルズで特に大切にされている「コネクション」の部分がLES MILLS COREでは特殊で。ITM(インストラクター初期研修)でも、2割~4割しか参加者と顔を合わせる時間がないと言っているんですけど、そんな中でどれだけの接点づくりができるか、というのに配慮していて、目を合わせてのコネクションではなく、言葉を聞いて繋がっている感が得られるような、耳から得るコネクションというのは常に意識をしています。


東井:45分フォーマットが新しく導入されましたが、30分との違い、特徴を教えてもらえますか?

谷:まず、45分の大きな違いは、スタンディングの種目が1つ増えたということ。それによる身体にかかるインパクトとか、今回もそうなんですけど、バーピー的な動作が入ってきて、上半身と下半身をつなぎ合わせるような、よりダイナミックなコアトレーニングが増えたことによる筋疲労感というインパクトが大きいです。

更により体幹の効果を高めるために、モビリティ、可動性というものが必要なんだよということを説くために、クールダウンストレッチが加わったことはLES MILLS COREのインストラクターにとって学びにもなりますし、参加者にとってもストレッチの重要性を感じてもらえる機会にもなっていることが面白いですね。

東井:45分フォーマットのメンバーからの反応はどんな感じですか?

谷:1番はじめに頂いた声としては、「面白い」というのを言っていただけました。バーピーが入っていたり、バラエティ性に対して。「コア=寝る」ものという常識がスタンディングが増えたことで面白さはあるようですね。

その次に「長い」という意見も頂きます()今まで30分でも十分に疲労感を得られたので、45分となると・・。そういうお声をいただけることで僕たち自身の45分フォーマットでの発見も得られたので、それもプラスですね。

東井:30分と45分のクラスは別物と言っても良い感じですか?

谷:個人的にはその位置づけですね。タイムスケジュールは特にそうですけど、別物として捉えていただいた方が面白いんじゃないかと思います。

東井:30分、45分、それぞれどんな方にオススメですか?

谷:30分はいいことに短い、集中できるというのがあるので、パッときてクラスを受けて帰るっていうのが出来ますが、実際のところそれではちょっと足りないという方が多いようで、その前に筋トレやウォーキングや他のクラスに参加してからLES MILLS COREに参加されているようです。

45分はそれでいくと長いので、どちらかというと逆に時間の無い方がこの1本に集中して今日のトレーニングは終わろうという方やそういった方が来られる時間帯にウケがいいのではと思います。

東井:LES MILLS の他のアイテムのインストラクターの方にLES MILLS COREのライセンス取得をオススメしますか?そうだとすれば、なぜですか?

谷:全力でオススメします!その理由は、色んなところでお伝えしているんですけど、LES MILLS COREはフィットネスにおけるサプリメントのようなものなんです。サプリメントを摂取するのと同じように、自分の身体の基礎や土台、身体を動かすことにおいての身体の操作性、安定性、安全性を高めることにかなり役立ちます。インストラクター自身もキャリアアップの下地としても役立ちますし、お客様に向けて提供するという意味でも強みになります。たとえ、ダンスプログラムをされている方であっても大きなプラスになるはずです。なので、トレーニングが好きという方だけにオススメではなく、全然違うカテゴリーの方でもライセンス取得は大きなプラスになるので、オススメします。

東井:このように部位に特化しているトレーニングは今後フィットネスでどのような需要があると考えていますか?

谷:大きく2つの重要性があると考えます。1つは、今のこの状況でオンラインや自宅でのトレーニングが注目されているので、そういう方でも簡単に取り組みやすい。また、コアは基礎の部分なので、フィットネスの入口として取り組みやすいという意味で間違いなくLES MILLS COREの需要は上がっていくと思います。

もう1つは、フィットネスの在り方が今後変わってくると思います。ボディメイクという時代からもう1段階進化するはずなので、その時にコンディショニングやファンクショナルトレーニング、ムーブメントというものの注目が集まった時に、LES MILLS COREの存在感は間違いなく高い位置にいけるんじゃないかと思っています。

東井:インストラクターの皆さんへメッセージをお願いします。

谷:まず、CXWORXの時代から長く携わっていただいているインストラクターの皆さん、本当にありがとうございます。ここまでプログラムが発展したのは皆さんのおかげです。新しい名称変更により、プログラムが間違いなく発展します。時代の流れとしても必要性が上がってきているはずです。より多くの方へ広げていただき、この時代とマッチした進め方を皆さん自身も見つけてもらい、この名称変更によって皆さんの表現力、伝えやすさは間違いなく上がるはずですので、うまく利用して多くの方に知っていただけるといいなと思います。

そして、LES MILLS CORE以外のインストラクターの皆さん、この話を通じて興味を持っていただけたなら、今の時代にマッチしたプログラムということでライセンスを取得したいなと思っていただけたら嬉しいです。是非、研修に参加してください。

LES MILLS COREの新規ライセンス研修の日程はこちら

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谷顕真はLES MILLS JAPAN内の LES MILLS GRITとLES MILLS COREのプログラムコーチ、BODYCOMBATのトレーナー、BODYPUMPのインストラクターです。2019年にはReebok×LES MILLSウエアの宣材として、シューティングにも参加。関東を拠点に複数のクラブでクラスを受け持っており、ReebokONE アンバサダーも務めます。また、2018年にはCXWORX2020年にはLES MILLS GRIT CARDIOのプレゼンターとして、フィルミングに参加しています。