海外に見る:今こそオンラインでスキルアップ

新型コロナウイルス感染症拡大は、今までとは思考を変えて物事に取り組むきっかけを与えてくれました。クラブの閉鎖が余儀なくされている中、Les Millsは、インストラクターが引き続きイニシャルトレーニングモジュール(ITM)を受講できるよう、2日間のLIVEワークショップをオンライン形式で実施することにしました。

移動、食費、宿泊費の節約

「ITM参加に出張しなければならないインストラクターもいます。そうすると、出張費がかかり、また日々の業務調整も困難になります。そのような問題が、オンラインITMでは解消されるのです!」とLes Mills NordicトレーナーのElin Atlebondは言います。

トレーニング参加したことのある英国のインストラクターからも同様の声が上がっています。前から、LES MILLS GRITのITMに参加したいと思っていました私の住んでいる場所からライブのITMを受けるためには長い移動、宿泊、外食を伴うため、受講を見送っていました。今回オンラインITMが開催されたことで、費用の節約もできるため、受講することができました

自宅にいながらにして受講可能

自宅という落ち着く環境の中でITMを受講できることで、トレーニングの内容に集中することができます。「かなり内気な性格なので、ライブITMに怖気付いてしまうこともあります。そのため私にとってオンラインITMはとても役に立っています。学ぶことにより集中できまた与えられた課題について自分のペースで取り組めました。」自宅での受講はとてもリラックスできたので、集中することができました。プレッシャーのない環境で、新しい情報を簡単に吸収することができました。」と2人の英国のインストラクターらがコメントしています。

「インストラクターの皆様がITMを安全かつ安心感のある場所で行うことは本当に有益だと思います!」とElin Atlebondは言います。 「インストラクターはクラブや自宅、またはオフィスなど、好きなところでオンラインITMを受講することができます。」

より入念な事前準備

トレーナーからは、モジュールのプレワークが必要となっているため、インストラクターたち事前準備してきていて、これこそが彼らのインストラクターとしての成長繋がっていると聞きます。

より集中して理解を深める

ライブ研修の弱点として、部屋の温度などの環境面での要因で気が散ってしまう人もいると思います。ある英国のインストラクターは、「ライブITMよりも気が散る要素が少なく、時間を効率的に使えている感じました」と話しています。

オンラインはライブと比べ、動きが少なってくるので学びに集中しやすい環境といえます。「BODYPUMPのライブITMに比べ、オンラインITMは運動量が少なく、体力の消耗が抑えられました。それによって、より深く理解できたと感じています」という声も聞きました。

アロケーショントラック撮影に余裕を持って準備が可能に

ライブITM受講経験がある方は、最終プレゼンテーション前の緊張感を感じたことがあるでしょう。オンラインITMでは、そのプレゼンテーションがないのです。

「オンラインITMの場合、プレゼンテーションは各自で撮影して提出するため、インストラクターにとってプレゼンテーションするプレッシャーが大幅に軽減されます。加えてプレゼンテーションクオリティもよくなっているようです」とある米国トレーナーは言います。

「2日間のトレーニング中、懸念していたプレゼンテーションがなかったことでリラックスできたのが良かったです」と、ある英国インストラクターは言います。 「ライブITMで行うトラックプレゼンテーションやグループアクティビティは非常に緊張するので、そのことで頭がいっぱいになってしまいます。オンラインITMではこれらのプレッシャーがなくなったため、トレーナーや他の参加者から聞いた話やトレーニングに関する質問についてより考えられるようになりました。プレゼンテーションの撮影は相変わらず緊張しますが、いつ、どこで撮影するかなどを自分のタイミングに合わせて決められるので、よりいいコンディションで撮影にのぞむことができます。また、撮影は満足のいくまで繰り返し行えるため、「一度しかないチャンス」というプレッシャーからも解放されます。」

コース終了、アロケーショントラックを提出するまでに5日間あります。 「このに、インストラクターは研修内容をしっかり復習、トラックを練習し撮影を行うことができます」というトレーナーのコメント。 「アロケーショントラックは何度でも撮影し直すことができるので、自分のベストなプレゼンを提出することができます。また、テクニックアセスメントフォームを活用して提出前に自分のプレゼンテーションを見直すことができます。そのため、自信を持ってアロケーショントラックが提出できるのです。(私が聞く限り、ほとんどすべての人が合格しているそうです!)」

「アロケーショントラックは何度でも撮影し直すことができるので、自分のベストなプレゼンを提出することができます。」

オンラインでもつながりを感じられる

「オンラインITMでも他の参加者とのつながりを感じられることを、インストラクターに感じていただけると思います。それぞれリラックスできる環境でトレーニングに参加していたため、より自然体で受講できたそうです。」

トレーニング開始前にトレーナーとインストラクターの連絡方法としてSNSグループが作成されることで、オンラインITMでのつながりはライブITMよりも早く形成され始めているようです。 「インストラクターはSNSグループでお互いを知り、それぞれの学習の進捗を共有し、サポートし合っています」とインストラクターの話があります。「オンラインITMでは、バーチャルハイタッチ(画面越しのハイタッチ)やいいね!を送りあったり、またZOOM(オンラインプラットフォーム)のグループに分かれる機能を活用して、インストラクター同士のつながりを重視しています。このトレーニングを通じて生まれた横のつながりは、トレーニング後も継続しているようです!SNSグループでは、インストラクターたちがその後どのように新しいトラックを学んでいるのか、トラックを学ぶ工夫などについて話しています。これは素晴らしいことです!」

米国のインストラクターは、 「クラスメートと直接会ったことはありませんが、ソーシャルメディアのおかげで、私たちは強い絆で結ばれました。学びという旅の中でつながりを維持し、お互いに応援し合っています!」と語ります。

「このトレーニングを通じて生まれた横のつながりは、トレーニング後も継続しているようです!」

オンラインITMはライブITMと何が違う?

  1. トレーニング時に最終プレゼンテーションを行わない
  2. 身体的負担(運動量)が少ない
  3. 合否判定のためのプレゼンテーションに向けて時間をかけて準備できる

トレーナーのElin Atlebondは 「ライブITMを行うようにオンラインITMを実施しました。研修前の最大の懸念は、テクニックブートキャンプ中に、インストラクターに適切なフィードバックを行えるかということでしたが、テクニックのに対するフィードバックは思ったよりしやすかったです。大きな違いは、通常のライブITMではペアまたは小グループでできるドリルが、オンラインITMではインストラクターが一人でできるように変更されているということです。また、オンラインITMにはBODYPUMPチャレンジがないので、運動量が軽減されています。」とライブとオンラインの違いについて説明しています。

アセスメントプロセスは違う

オンラインITMでも、アセスメントプロセスはライブITMと同じです。トレーニング終了後60日以内に実際にクラスで教えている動画(ビデオアセスメント)を提出してください。新型コロナウイルス感染症の影響によりクラブが休止している場合は、レスミルズジャパンまでお問い合わせてください。

日本で開催しているオンライントレーニングを含むトレーニングについては、こちらよりご確認ください。