エキスパートのリカバリー方法

エリン・モウ、リサ・オズボーン、グレン・オスターガードなどのトッププレゼンターが、どうやってあの並外れたエナジーを維持しているか不思議に思ったことはありませんか?その秘訣をご紹介します。

エリン・モウ:睡眠とサウナ

私はアクティブなリラックス派なので、体を動かすのが好きなんです。いつも激しい運動をしているわけではありませんが、毎日運動をしています。私は休息日に、8キロのランニングやサイクルクラスといった少し汗をかくことを行います。

私のリカバリー方法のトップ3は、赤外線サウナ、エプソムソルトバス、そしてマグネシウムサプリメントです。

睡眠はとても重要です。7時間から9時間は寝るように心がけています。早起きなので、ベッドに入るのも早く、いつも22時前には寝ています。この時間帯が一番「深い眠り」につけるからです。また、体に取り入れるものにも気を配っています。回復に役立つ食べ物の野菜やタンパク質をたくさん摂るようにしています。

昼寝も積極的にしています。身体が合図を出したら、すぐに昼寝をして、身体と精神の機能を高めます。また、私はランニングコーチと一緒に仕事をしていますが、彼は私の1週間の負荷と心拍数の変化を常に観察しています。彼は、私のトレーニングの統計から得た情報をもとに、私自身のトレーニング(ランニング)を調整します。

グレン・オスターガード:低強度のワークアウト

年齢を重ねるにつれて、自分の強度を管理する方法を学びました。今の私にとって適切なワークアウトは、高強度20%、低強度80%、つまり自転車やランニングのような定常負荷運動です。

私は週に一度、休息日を設けていますが、この日はたいてい何もしません。私の父がよく言っていました。「休める時に、なぜ立っているんだ」。私の家は農家だったので、いつも一生懸命働いていました。

食事は好きなものを食べ、できるだけたくさん寝ます。普段は毎日20〜30分ほどマッサージガンを使い、ストレッチも欠かさず行っています。

フィルミングが終わった後は一番怪我をしやすい時期なので、無理をしないようにしています。ピラティスを始めたことで、全身を鍛えるだけでなく、より身体を意識して運動に取り組むことができるようになりました。

デス・ヘル:正しい栄養摂取

フィットネス愛好家にとって、好きなことをやらない、というのは難しいかもしれませんが、自分の仕事が体に与えている負担を認識することはとても大切なことだと思います。燃え尽き症候群を防ぐために、私は自分の体の声に耳を傾け、リカバリーのための時間を確保しています。

私は週に2回、土曜日と日曜日に休息日を設けています。昼寝をしたり、子供たちと遊んでいるときは床に座ってストレッチやモビライゼーションをすることもあります。あとは、よく食べます!食事は回復に大きな役割を果たすので、トレーニングを最大限行えるために十分な栄養を摂るようにしています。フォームローラーやマッサージガンは、私の親友です。

パーソナルトレーナーとして皆さんへのアドバイスは、1日の出力をサポートするのに十分なタンパク質を摂取しているか確認することです。自分の体の声に耳を傾け、たとえそれがジムを休まないといけない理由になったとしても、必要であれば休息をしっかり取りましょう。そして、生活のバランスをとることも重要です。休息し、よく食べ、気持ちのよいときに動きましょう。

カイリー・ゲイツ:セルフケア第一

週に1回は必ず休息日を設けています。通常は日曜日です。

回復のために、2週間に1度、マッサージを受けています。私はマッサージガンと赤外線サウナを愛用しています。体が硬いときには、ウォーキングも行います。

フィットネスウォッチでHRV(心拍変動)を記録し、それが最適でないときは、あらゆる方法で改善に努めます。トレーニングは止めませんが、睡眠と栄養は見直します。私の場合、これは夜遅くに食事をしないこと、アルコールを摂取しないこと(元々あまり飲みませんが)です。少なくとも寝る3時間前には食事をするようにしています。また、瞑想も重要です。

燃え尽きたと感じたら、スケジュールを見直します。以前はただ我慢していましたが、今は自分の一週間のスケジュールを見て、「何を削れるか?」と考えます。セルフケアは絶対に欠かせません。自分のケアを第一に考えないと、他のことが上手くいきません。全ては、良いスケジューリングとバランスを持つことに起因します。これを行うことで、常に高いレベルで機能する能力を与え、不足気味の時には必要な休息を与えてくれます。

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ガンダルフ・アーチャー ミルズ:クラス前のウォーミングアップ

どのようにリカバリーしてるかって?僕の場合、毎日が違います。僕の体は、いつも色んな場所で、様々なことでアップダウンがあります。今週やったワークアウトで今日大腿四頭筋が筋肉痛なのであれば、それに合わせたアプローチを行います。とてつもなく無難な回答だよね!

主にすること:

- 常にストレッチをする:腰、大腿四頭筋、ふくらはぎ、大臀筋、腰・・・

- フォームローラーでITB、ふくらはぎ、アキレス腱(最近はここをほぐすことに力をいれています)。以前はふくらはぎを触るだけで痛かったのですが、今はフォームローラーで全体重をかけても、筋肉に必要な弾力性があるので、痛みに悲鳴を上げることはありません。大きな進歩です。

- クラス前にしっかりウォームアップをすることで、ゼロの状態からステージに立つことはありません。

燃え尽き症候群になったとき・・・僕はそれを感じることができます。クラスはまだ教えますが、ストレッチやスイッチをオフにする時間を少し増やします。

一番大切にしているのは、自分の体の感覚と常に向き合っていることです。毎日必要なレベルの出力を維持するために、体の状態に注意を払っています。

リサ・オズボーン:家族との時間

休息は、ソファに座っているだけの日である必要はありません。私にとって、リカバリーは心拍数を下げつつも、体を動かすことです!ウォーキングのように、心や体に負担をかけないものがいいですね。また、可能な範囲で余計なトレーニングを追加しないことも大切です。

私は週に2回、たいてい週の半ばと日曜日に休養日を設けています。その日は軽く走ったり泳いだりします。また、LES MILLS+でワークアウトをするのも好きです。HRVは記録しませんが、リカバリーは感覚と汗や息苦しさの量を基準にしています。

燃え尽きないように、数日は運動の場から離れ、家族と遠出をして、リフレッシュします。家族と遊んだり、歩いたりすることが私のリカバリーです。自分の目標に合ったトレーニングスケジュールを固定し、余計なものを付け加えないことが大切だと思います。そうすることで、自分の期待に応え、休息時間もプログラムの一部として計画することができます。

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ヴィリ・フィフィタ:精神の休息

私にとってのリカバリーは、精神的な回復です。身体的な面で言うと、私は常にエネルギーで溢れていて、休息が必要だと感じることはありません。しかし、私の心は常にアクティブで、特にフィルミングで複数のプログラムを撮影しているときは、コリオグラフィーやコーチングに追われ、パフォーマンスをしなければならないというプレッシャーに押しつぶされがちです。そこで、頭をすっきりさせる方法を探します。

先日、50kmのサイクリングをしたのですが、その際、音楽をかけずに走りました。また、長い距離を走ったり、歩いたりすることもあります。静寂の中で、ただ自然を眺めながら動くのが好きなんです。ストレッチもよくやります。

家では、携帯電話の電源を切り、紙とペンを持って、頭が空っぽになるまで書き続けます。何も残らなくなるまで書き続けます。また、2匹の愛猫と一緒に過ごすことも好きです。彼らは、私にとって回復薬のようなもので、私の脳を若返らせてくれます。

私は以前は外向的な性格でしたが、ここ数年で変わりました。パンデミックによって、本格的に内向的になりました!今、私はリカバリーのために一人で静かに過ごす時間を必要としています。 他の人に与えることができるようになるためには、まず自分の時間が必要です。

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オットー・プロダン:ホットヨガ

2年前にヨガを始めたのは、ウェイトトレーニングをしているときに、いくつかのエクササイズで適切な可動域を確保することができなかったからで、運動能力を向上させなければならないと思いました。ヨガのおかげで、トレーニングからの回復が早くなりました。また、運動時のアライメントや姿勢をより意識するようになりました。これは、ウェイトトレーニングの際の怪我を防ぐための安全性の基本です。今は週に5、6回ヨガを行い、クラス後に静的ストレッチを行うようにしています。

水曜日はアクティブリカバリー・デー(ヨガとLES MILLS COREクラス)、日曜日は休息日で、20~30分のゆっくりしたウォーキング以外は何もしないようにしています。

私は、体が素直に動きたくないと感じたら、ワークアウトをサボってもいいと思っています。例えば、大臀筋が硬いとしたら、重いスクワットをしないようにします。私はとてもアクティブなので、このことを学ぶのは大変でした。今では、自分の体が常に楽しく動けるように、エクササイズを調整したり、修正したりすることを学びました。

エゴを抑えることも学びましたが、このメンタリティーはヨガを始めてから身につけたものです。

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キーラン・ヒューストン:ウォーキング

正直いうと、燃え尽き症候群を避けることはできません。本業を終えた後にクラスを教えているので、長時間働いています。もっと上手に回避すべきなのは分かっているのですが、なかなか難しいですね。燃え尽き症候群の状態になったら、理学療法士に頻繁に会い、ウォーキングなどの低負荷のアクティビティを増やします。ウォーキングは頭をすっきりさせてくれるし、体にもいい感じです。最大限の力を出したり、速く走ったり、高く跳んだりしなければならないというプレッシャーもありません。私は夫(ヴィリ・フィフィタ)と一緒にウォーキングをしますが、落ち着いた環境で会話をすることができるので、仕事で忙しい時に意識を逸らすことができます。

私の体は可動性やストレッチを欲しているので、毎日ゆっくりとヨガやストレッチをします。フィルミング週間やヘビーなフィジカルトレーニングの週は、エプソムソルトを入れたお風呂に浸かります。月に一度は赤外線サウナにも入るようにしています(もっと頻繁に入りたいのですが、高いんですよね笑)。理学療法士には、回復のためのメンテナンスとして、呼吸とリンパに重点を置いて毎週診てもらっています。また、鍼灸もやってもらっています。

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レイチェル・ニューシャム:量より質

私は昔から、夜はマグネシウム、グルコサミン、コンドロイチンを摂取するのが日課でした。最近は、もっと頻繁にストレッチをするようになりました。一時期、親友のソフィア(コリンズ)がBODYBALANCE™を教えていたので、木曜日の朝に参加していましたが、彼女が出産のために辞めて以来、私もクラスに参加していません(笑)。

一日中フィットネスウォッチを着用しており、朝、目を開けたらまず初めにウォッチの通知「起きましたか」に「はい」を押すんです。それから睡眠スコアをチェックし、自分の体調と照らし合わせます。そして、その1日に全力で臨みます。眠りが浅かったら、もっと自分に甘くなります。日曜日は必ず休息日に設定し、必要であれば、もっと休養日を設けることもあります。

量より質で勝負することで、燃え尽き症候群にならないようにしています。何年も前に、私にとっては教えるクラスの数が少ない方が、インストラクターとしても人間としてもずっと優れていると気づいたので、オークランドで仕事をしているときは、ほんの一握りしかクラスを教えていません。ツアー中はまた別の話です。私のマネージャーのモーリーン・ベイカーは、私の予定を管理し、私が毎日、どの程度のプレゼンを行うかを確認してくれます。(いつもありがとう!)