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インストラクターが語るBODYPUMP HEAVY

30.03.2026

インストラクター情報

1月からトライアルクラスを実施してきたBODYPUMP HEAVYは、日本はもちろん、世界中のスタジオで多くのフィットネスファンを虜にしています。4月からの本格始動を目前に控え、ここで世界各国から届いたインストラクターの声をご紹介します。クラスを担当してみて感じたこと、より重いウェイトにチャレンジする参加者の様子、スローテンポに対するクラスの反応など、ぜひ今後のクラスに役立ててください。

今回登場するインストラクター

・ジュリア・バウゼンヴァイン:Fitness First(ドイツ・ミュンヘン)
・Atsushi(Les Mills Japanトレーナー): Studio TRIVE(日本・大阪)
・ラルフ・シュナイダー:POINT Sports Wellness Club(ドイツ・ゲルリンゲン)/Fitness First(ドイツ・シュトゥットガルト)
・ダン・マルーン:Stephen’s Family YMCA(アメリカ・イリノイ州シャンペーン)
・ジェシカ・シャロック:Fellowship Fitness(アメリカ・モンタナ州ポルソン)
・メーガン・バルスドン:Gold’s Gym(アメリカ・テキサス州オースティン)

BODYPUMP HEAVYのクラスを担当してみて感じたことを教えてください。また、指導面で苦労したことはありましたか?

ジュリア:BODYPUMP HEAVYのコーチングは、いい意味でこれまでとはまったく違うものだと感じています。

このプログラムで特に気に入っているところは、正しいフォームとテクニックの習得にフォーカスしている点です。トラックの多くは、2つの動きを8レップずつ、交互に3ラウンド行うスーパーセットになっています。この構成は、インストラクターに「コーチングする余裕」を与えてくれます。最初のラウンドで動作の基本やその重要性を伝え、最後のラウンドでは参加者の背中を押し、強度を上げ、スタジオに一体感をもたらします。

心理的にも、これまでとはまったく違う体験と言えます。例えば、BODYPUMPのバックトラックのように、わかりやすい音楽のピークがあるわけではありません。一方、押さえるべきポイントや強度を高める瞬間は存在しています。音楽の盛り上がりに合わせるのではなく、1ラウンド目から3ラウンド目までで、どうのように負荷と意識を積み上げていくかが重要になります。そこがインストラクターとしての腕の見せどころです。

また、長めに設定されたリカバリータイムも大きな意味を持っています。回復のための時間をしっかり確保しているため、参加者は「今までより重いウェイトに挑戦できる」という安心感を持つことができます。だからこそ、フィジカル的にもメンタル的にも成長できるのだと感じています。

ジュリア・バウゼンヴァイン

Atsushi:これまでのプログラムとは異なり、「グループでパーソナルトレーニングを行っている」ような感覚があります。私自身も高重量を扱うため、「インストラクターと一緒に動く」から「自分自身と向き合う」と思わせるようなコーチングを心掛けています。また、長いリカバリータイムを休息のためだけに使うのではなく、「エデュケーションとコネクションの時間」として活用しています。次のセットに向けた解剖学的キューイングや個々へのフィードバックを行うことで、通常のクラス以上に参加者とのコネクションが深まっていると感じています。

BODYPUMP HEAVYでは、音楽と一緒にクラスを作っている感覚があります。音楽が、私の感じることや発する言葉に大きな影響を与えています。


ラルフ:スーパーセットが終わるたびに、参加者のがんばりを称えながら、私自身の体験も共有します。ウェイトを持ち上げるなかで感じる苦しさや葛藤、もちろん楽しさを伝えるのです。クラス参加者にとってよいお手本であると同時に、皆と同じように自分もチャレンジすることが大切です。身体的にキツいと感じるトラックはありますが、やり切ったあとには大きな達成感を感じ、自分に自信を持てるようになります。

ジェシカ:身体への負荷という点で、本当に理想的な構成です。常にクリーンはチャレンジングですが、8レップとわかっているからこそ臆することなく取り組むことができます。種目の順番も秀逸で、各トラックの終わりにはしっかり疲労を感じますが、次のトラックでチャレンジする気が起きなくなるほどではありません。また、スローテンポで行う点も気に入っています。十分に重いウェイトを扱っていれば、リカバリータイムはあっという間に感じますし、ワークアウトを通して没頭できます。リカバリーの時間では参加者とコネクションを築くことができ、それは私が特に重視していることです。

ジェシカ・シャロック

ダン:指導面で最も苦労したことは、これまでと音楽の捉え方を変える必要があることです。経験豊富なインストラクターになるほど、音楽の役割が身体に染み付いているでしょう。しかし、BODYPUMP HEAVYでは「いつ動くか」「いつリカバリーするか」に意識を向けなくてはいけません。さらに、8 × 8という長めのリカバリーに慣れることも重要です。また、「8レップ × 3セットでも十分に効果がある」ということを参加者に理解してもらう必要もあります。

メーガン:私もクラス参加者も、毎回しっかり汗をかいています(笑)。まず、クラスの冒頭で、スローテンポで重いウェイトを扱うトレーニングの科学的根拠を伝えるようにしています。また、筋肉の活性化に音楽やテンポを使うという点で、BODYPUMP HEAVYとBODYPUMPは似ているプログラムだということも説明します。

クラスが始まってからは、常に「今のウェイトは適切か?」を自分自身に問いかけるよう参加者に促しています。リカバリータイムの必要性を実感できる重さで行うことが重要だからです。

ダン・マルーン

クラス参加者の反応はどうですか?

Atsushi:週ごとに参加する人は増えています。内訳は、既存のBODYPUMPファンが70〜80%、新しい層が20〜30%といった印象です。BODYPUMPファンの参加を見ていると、多くの会員が新しい挑戦を望んでいたことがわかります。

メーガン:最初は、「自分には重過ぎるのでは?」と参加を躊躇っている会員がいたのも事実です。そこで、BODYPUMP HEAVYはテンポがゆっくりで、リカバリーを長く取っていることを説明し、まずは自分に適した重さから始めるように伝えました。1~2回クラスを受けると、参加者の多くは「思っていた以上に重いウェイトを扱える」ということに気付きます。数回体験すれば、ほとんどの人がプログラムの構成に慣れることができます。

定期的にプログラムの練習をし、継続してクラスを教えていると、自分がどれだけ強くなっているかを実感できます。
Atsushi(Les Mills Japanトレーナー)

ダン:反応は非常にポジティブです。私のクラスは40代の参加者が多いのですが、ゆっくり行うコントロールされた動きはとても好評です。ちょっと背中を押してあげると、自主的に重いウェイトにチャレンジする傾向があります。また、「同じ種目は3ラウンドまで」とわかっているので、皆が少しずつ負荷を足していく様子が見受けられます。

参加者は音楽も気に入っているようです。BODYPUMP HEAVYでは、音楽と一緒にクラスを作っている感覚があります。音楽が、私の感じることや発する言葉に大きな影響を与えています。

クラスを教えるという意味で、BODYPUMP HEAVYとBODYPUMPではどのような違いがありますか?

ラルフ:BODYPUMP HEAVYは、よりリラックスした状態で教えることができます。なぜなら、次に行うことの説明やウェイトの変更に十分な時間をとれるからです。Les MillsのSMART TECHトレーニングツールがなくても問題ありません(笑)。また、クラスのエネルギーもBODYPUMPとは異なります。音楽の存在が前面に出過ぎることなく、よりサポート的役割を担っているからです。だからこそ、私はロックスターではなく、参加者を支えるサポーティングコーチとしてクラスに立っています。

ラルフ・シュナイダー

ダン:BODYPUMPとは異なる感覚があります。スクワットやランジを除き、BODYPUMPほど心拍数が上がる瞬間はありません。トリッキーなのはリカバリータイムの使い方で、きちんとした目的を持たせなくてはなりません。クラスが行われている間、常に100%を出す必要はないことを参加者に理解してもらうことが大切です。

ジュリア:BODYPUMP HEAVYでは、インストラクターについていくことよりも、フォームやテクニックに集中することが重視されます。1レップごとに明確な意図があり、コーチングはプログラムの中心的存在です。音楽にわかりやすいピークが少ない分、どう負荷と意識を積み上げていくかは、インストラクターの大きな役割です。

すでにインストラクターをしていてもそうでなくても、この記事を読んだ人はBODYPUMP HEAVYの認定取得を検討すべきでしょうか?

ジュリア:BODYPUMP HEAVYは、筋力トレーニングやウェイトトレーニングが好きな人にとって、インストラクタージャーニーの出発点として適したプログラムだと思います。 

メーガン・バルスドン

屈強な肉体は必要ありません。ある程度の基礎体力はあるに越したことないですが、大切なのは、コーチングしながらも自分自身にチャレンジする姿勢です。ともにワークアウトすることで一体感は生まれますが、常に優先すべきは、参加者に目を配り、コネクションを築きながらサポートすることです。

また、定期的にプログラムの練習をし、継続してクラスを教えていると、自分がどれだけ強くなっているかを実感できます。プログラムの構成、十分なリカバリータイム、そして段階的な負荷が、インストラクターにとってもクラス参加者にとっても、筋力向上の成果をとても実感しやすいものにしています。

自分自身も筋力トレーニングが好きで、誰かの成長をあと押ししたいと考えている人にとって、BODYPUMP HEAVYは絶好のスターティングポイントとなるでしょう。

BODYPUMPファンの参加を見ていると、多くの会員が新しい挑戦を望んでいたことがわかります。

Atsushi:間違いなく検討すべきです。むしろ、最初のプログラムとして推奨したいほどです。そこまで音楽のリズムに支配されることなく、フォーム、テクニック、コーチングに集中しやすい環境が作りやすいため、インストラクターとして最も重要な要素、「参加者を見る目」が養われるからです。

また、トレーニングの本質を知ることで、BODYPUMPの指導レベルも劇的に上がります。BODYPUMP HEAVYの認定を取得する過程で、解剖学や生体力学を学ぶ必要があります。そこで得た「なぜこのフォームなのか?」という深い理解は、通常のBODYPUMPクラスに戻った時、キューイングの説得力を何倍にも高めてくれます。インストラクターとしての寿命を延ばすためにも、必須のスキルセットではないでしょうか。

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