
爆発的な人気を誇るインドアフィットネスレースにインスピレーションを受けたファンクショナルサーキットトレーニングが、Les Millsならではのグループ形式で提供できるようになります。HYROXとのパートナーシップにより誕生した2つの新しいプログラムは、タイムテーブルに活気をもたらすだけでなく、会員のエンゲージメントを高め、新規入会を促進し、クラブが提供する体験の価値を次のレベルへ押し上げてくれるでしょう。
2つのプログラム、CEREMONY HYROXとCEREMONY HYROX MAXについて教えてください。それぞれどういった特徴があるのでしょうか?
ロブ・リー(Les Millsクリエイティブチームコーチ/ニュージーランドリサーチマネージャー): CEREMONY HYROXとCEREMONY HYROX MAXは、同じエッセンスに基づいて開発されています。どちらも、45分で8つのステーションをまわるファンクショナルサーキットトレーニングです。日常生活で役立つ身体能力を高めたい方からHYROXレースに向けてレベルアップしたい方まで、誰でも達成感を味わえる内容です。トレーニングとしては、カーディオ、ストレングス、パワーといった種目を組み合わせています。
最大の違いは、CEREMONY HYROX MAXがHYROXレース向けのトレーニングに特化している点です。もちろん、レースに出場しない人でも楽しめますが、あくまで第一の目的はレースに必要な能力を高めることにあります。

HYROXアスリートのニーズに応えるため、どのようにプログラムが開発されたのでしょうか?
エリン・モウ(Les Millsクリエイティブチーム): まずは、各プログラムの内容が被らないよう、すべてを俯瞰で見るところから始めます。私たちが大切にしているのは、バリエーションであり、わかりやすいラインナップです。そのうえで、それぞれの効果を最大化するため、相乗効果も考えながらプログラムを開発しています。
ロブ:他のすべてのLes Millsプログラムと同様、CEREMONY HYROXも必要に応じて過度な負荷を避けられるよう設計されています。もちろん、フィットネスレベルの異なる人たちでテストを行い、心拍数などの数値から主観的な感想までを収集して効果測定もしています。一方のCEREMONY HYROX MAXは、HYROXレースを構成する要素や競技で求められる能力を取り入れ、プログラム全体に組み込んでいます。また、目標値的なものも設定しています。そのため、トレーニングを続けていくうちに強度が高まり、継続的に達成感を得ることができます。だからこそ、クラス参加者の可能性を十分に引き出すことができるのです。
また、ペアワークを採用することで、さらにトレーニング強度を高められるようになっています。実際のレースを見据え、CEREMONY HYROX MAXではトレーニング時間が段階的に長くなるよう設計されています。つまり、自身の成長やオーバーロードを把握することができ、トレーニングを継続していくことで持久力やフィットネスレベルを引き上げることができるのです。
エリン: CEREMONY HYROX MAXには、今までのLes Millsプログラムにはなかった種目も登場します。ウォールボール、スレッドプル、ファーマーズキャリーなどがそれにあたります。

このパートナーシップは、クラブにどのようなチャンスをもたらすと考えていますか?
ロブ:このフィットネス2社の強力タッグが生み出す可能性は計り知れません。クラブは、会員が自分の限界に挑戦できるクラスの提供が可能になります。また、タイムテーブルにバリエーションを持たせることもできます。CEREMONY HYROX MAXの入門編という位置付けでCEREMONY HYROXを展開したり、強度の異なる別プログラムとしてタイムテーブルに組み込んだり、注目のファンクショナルサーキットトレーニングは多くの会員の目を引くでしょう。もちろん、「HYROXレースに出場する」という共通の目標を掲げることで、クラブのコミュニティはより一層強固なものになります。可能性は無限大で、今後の展開が非常に楽しみです。
エリン: HYROXは、何よりコミュニティを大切にしています。それはLes Millsも同じです。2つのコミュニティがひとつになった今、この勢いは誰にも止められません!
次世代のインストラクターを惹き付けるものは何でしょうか?
ロブ: どちらもコーチ指導型のプログラムです。CEREMONY HYROXおよびCEREMONY HYROX MAXでは、インストラクターのことをコーチと呼んでいます。なぜなら、その他Les Millsのグループフィットネスとは異なる視点でトレーニングをリードするからです。コーチ自身がクラス参加者と一緒に動くのではなく、トレーニングの進行や種目の実演が中心であり、指導やフォーム修正により注力するのです。
コーチは、参加者を追い込みながらクラスを進行し、指導を通して一体感を生み出していきます。Les Millsでは、この熱量やコーチングスタイルこそが次世代インストラクターを惹き付けるものだと考えています。また、フィットネス以外での指導経験を持つ方にとっては、グループトレーニングを指導することへの第一歩になります。私たちは、インストラクター育成の豊富な経験を持ち、グループフィットネスインストラクターの強みを知っています。その魅力や特別な体験をファンクショナルサーキットトレーニングの中で実現していることは、とても特別な取り組みだと考えています。

エリン:すでに、多くのパーソナルトレーナーがCEREMONY HYROXのコーチに興味を持っています。その理由のひとつが、従来のLes Millsプログラムのように音楽に合った動きを覚える必要がないからです。より自由な形でのコーチングは、パーソナルトレーナーが日常的に行っていること、つまりファンクショナルトレーニングやストレングストレーニングに近いのです。従来のグループフィットネスインストラクターに加え、パーソナルトレーナーにも響くプログラムができたことを嬉しく思います。
ロブ:まさにいいことづくめです。もうひとつ興味深いのは、このトレーニングでは一定の裁量がコーチに与えられることです。どの選択肢を参加者に提案するのか、どの強度でクラスを進めるのか、これらは参加者とコーチの関係性によって決まります。こういった自由度もインストラクターにとっては大きな魅力に映るはずです。
プログラムを導入すれば、HYROXアスリートがクラブに入会するキッカケになりますか?
ロブ:間違いなくそうなると思います。特にCEREMONY HYROX MAXは、すべての動きがHYROXレースの種目をベースに作られていて、オーバーロードやバーンアウトを避けながらステップアップできるよう設計されています。HYROXレースに向けた持続可能なトレーニングであり、私たち自身もレースの準備にこのプログラムを活用しているほどです。それは、グループトレーニングならではの魅力と、明確な目的を持って設計されたトレーニングの組み合わせです。
エリン:そうですね。私はHYROXコミュニティの雰囲気が大好きで、それこそグループトレーニングの強みだと信じています。スタジオでひとり黙々とがんばり、自分自身を奮い立たせる必要はありません。コーチがいて、同じ目的を持った仲間がいて、だからこそ素晴らしい体験となり、モチベーションが高まるのです。

Les Millsと言えば音楽ですね。
エリン:音楽はプログラムの原動力です。トレーニングを高めるために必要なエネルギー、強度、高揚感を反映しています。従来のグループフィットネスのように、音楽に合わせて動く必要はありません。ただ、流れを生み出し、モチベーションを保ち、トレーニングに集中できる環境を作り出すうえで、音楽は非常に重要な存在です。当然、Les Millsが選ぶ音楽はその役割をしっかりと果たしています。
これからのグループトレーニングをどのように見ていますか?
ロブ:フィットネス業界のニーズに応えながら、これからもグループトレーニングは進化を続けます。その時々の流れに対応するだけの順応性がグループトレーニングにはあるのです。
エリン:Les Millsは常に前進を続け、人々が求めるものを提供しながらグループフィットネスを再定義してきました。このパートナーシップによって私たちはさらに強くなり、すでに得意としていることを、さらにいいものへと進化させていきます。